予防課からの話
きょうは、甲種防火管理者の5年に一度の講習会に行きました。この資格は、20代のころ健康センターの防火管理をするために取得した資格です。現在も数件の施設の防火管理者をしていますので、資格の更新が必要となっています。きょうはウェル戸畑というJR戸畑駅に近接する公共施設の中ホールというところで行われました。140名の参加者が集まりました。
冒頭に北九州市消防局の予防課の課長からの話から始まりました。防火管理者が持つべき防火意識について30分ほどお話がありました。つづいて防火訓練の実施についての説明がありました。
通報、初期消火、避難誘導の重要な3つの行動を習いました。次に防火管理者の業務についての3つの重要項目の説明がありました。消防計画の作成と提出、訓練の実施、消防設備の点検の3つです。
パニックにならないように訓練しておく
休憩をはさんで次に大きな画面に映される動画を見て勉強する時間になりました。火災の一番大きな原因がタバコで、二番目が放火、三番目がコンロからの出火でした。タバコが原因となる場合は、寝たばこと吸い殻をゴミ箱に捨てたあとに出火でした。そして最後のコンロの出火は天ぷら油に引火してしまう事故です。天ぷら油に火が付いたときに、どのようにして消火したらいいか動画で説明がありました。揚げ物をしている時に別の用事でコンロを離れるのは絶対ダメだと言われました。また、熱せられた油に冷凍食品を直接投入してはいけないことも学びました。
加熱し過ぎて引火した場合はすぐに消火器で消し止めることです。一番よくない方法が水をかけることです。実際引火した天ぷら油に水を投入するシーンも動画で見せてもらいました。一瞬でものすごい勢いで火柱が立ちました。油に引火した時に焦って水をかけたら、大火災につながることがよくわかりました。
日ごろから消火器の置いてある位置を確認しておき、いざという時に落ち着いて消火器を持ってピンを抜き、ホースを天ぷら油に向け、レバーを握る一連の動作をとれるよう訓練しておくことが大切だと言われました。動画による講義大変勉強になりました。