管理組合の理事長と面談

誠実なお人柄

本日は、買付が入ったマンションの理事長様にお時間をいただき、面会をしてまいりました。目的は、重要事項説明書の作成に先立ち、自主管理マンションに特有の実情を直接うかがうためです。
とりわけ確認したかったのは、管理規約や使用細則には明文化されていない「暗黙のルール」です。たとえば、役員が長年固定されているとか、毎月の共用部清掃といった慣例であります。

本日お会いした理事長様は、非常に誠実な方で、1時間にわたり丁寧にご説明くださいました。このマンションでは日曜朝の清掃活動が定着しており、欠席には2,000円の罰金が課せられるとのこと。
また、町内会費として毎月200円を半年分まとめて徴収しているそうです。こうした事実を事前に把握しておくことは、購入者にとっても仲介者にとっても、後のトラブルを防ぐ大切な備えとなります。本日の面談は価値のある仕事となりました。

街を愛する人々が管理しています

面談を終え、マンションの玄関を出ますと、目の前に公園が広がっております。子供たちが歓声を上げながら遊び、平和な時間が流れていました。その片隅で、一人の女性が花壇の草取りをされており、少しお話を交わしました。
「こっち側の花壇は私が担当よ。むこう側の花壇はあの家の奥さんが担当でね。」と笑いながら語るその姿に、街を愛し、静かに尽くす優しさと美しさを感じ、一瞬でこの街が好きになりました。

そして広い公園の中はマンション住人の方々が手入れをされていると教えていただきました。人知れぬところで街を支える人々の存在を知ることができ、すがすがしく気持ちの良い一日となりました。

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