ミーティングで学ぶ

依頼物件について

今日は、先週訪問査定した物件の査定金額について社内で話し合いを行いました。一つの敷地の中に平屋の住居と奥に鉄筋造3階建てアパートが一棟が建っている物件です。平屋は売主が住友林業の「新築そっくりさん」でほとんど新築と思えるほどきれいにリフォームしています。奥のアパートは各階がワンフロアーの賃貸物件で現在は空室の状況となっています。場所は高台の住宅街の一番上の行き止まりで見晴らしは最高です。敷地内は広くてゆったりしていて車の5台ほど駐車できそうなスペースがあります。

 

査定依頼者は小倉で創業した会社が軌道に乗り、現在大阪に拠点を移しており小倉の物件は手放したいと考えているそうです。査定依頼者の希望は買ったときの金額に加えてリフォーム代を上乗せした金額を期待していると言っていましたが・・・

 

 

ミーティング

前面道路との接道幅が軽自動車が一台入れるほどしか接していません。

敷地は前面道路と二段擁壁で接しているので再建築ができない状況となっています。もし建物を再建築するなら階段をつくれば可能なのですが擁壁の高さが4メートル以上あるので急階段になってしまうため現実的ではなさそうです。

本日のミーティングでは「相続税路線価」「固定資産税路線価」を参考に、また周辺の物件の売買事例を参考に査定金額を算出し、現時点での難点を出して評価額を減点する方法で査定金額を出すことにしました。

次に考えることは物件購入を検討してくださる方を(ターゲット像)を想像します。購入者側の目線での査定金額を出します。

 

この作業は、一人で考えるよりも効率よく物件を多方面から見る事ができるのでミーティングの価値があります。今日は意見を出しただけでバラバラのままで終わりましたが、明日改めて現地を見直して依頼者に報告する予定です。


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