前年対比25%アップの好成績
今日は決算報告書の最終チェックをしました。年間の売買仲介手数料の実績を昨年と比較してみました。経理の責任者は、「売上は上がっています。」と言ってまとめた資料を提出しました。
「売上は上がっています。けれども・・・」確かに昨年より売上は25%伸びていました。
がしかし経費もそれなりに上がっていて利益は昨年と比較してあまり伸びていませんでした。
現在、当社の売買仲介の売上は一括査定からの反響が中心です。売上をより高めようと考えると、広告宣伝費を上げて反響数を増やすしか有りません。その広告費に対する効果が、昨年度と同じように売上に変わってくれていれば良かったのですが上手くいかなかったということです。投資効率が目に見えて悪くなってきました。この現象がスタッフはどうとらえているか聞いてみました。
今日から変わります
経理の責任者と営業スタッフを交えて意見交換をしてみました。スタッフもこのことは、肌感覚で感じて危機感を持っています。しかしスタッフもこれといった具体的に何をどうしたら改善するだろうという明るい話がでないまま、「この流れを受け入れるしかないか」といった感覚で終わりました。
この感覚は当社のように一括査定の売上を中心にしている業者も感じていることと思います。
当社は昭和41年創業で、当初土地開発からスタート。その後新築戸建分譲、マンション分譲を北九州市を中心に売上を作っていきました。その後は思い切って売買仲介業に大きくシフトさせ、主に一括査定から集客する方針に変更しました。
時代の流れに応じて体質を変化させてきました。今回の決算をみてそろそろ方針を見直す時期に来たことを実感しました。日ごろから「ピンチはチャンスなり」と偉そうなことを言っていましたが「どうする社長!!」と問われているような気がします。
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