私道の持分取得の交渉

物件の買付が入りました

昨日、営業時間外に売却依頼を受けていた戸建の買付が入りました。この物件は一つ特徴がありまして、前面道路が一筆の土地で所有者が二名となっています。そしてその前面道路の持分をこの売主様は持っていません。

そのことは、売却依頼を受ける前の公簿調査でわかったことで売主様には伝えていました。前面道路の持分が無い物件は住宅ローン審査の対象にならないケースが多いと聞いていました。前面道路の持分を取得しなければ、売却が困難になるということです。

 

私たちは、謄本上で確認できた二名にこちらの事情をしたためた手紙を送り、連絡を待ちました。「宛先に尋ね当たりません」で一通が戻ってきました。数日後に、もう一人の方Tさんから電話が会社に電話が入りました。

そしてこちらのお願いをお伝えしたところ、固定資産税は払っていなかったものの不要物件なので欲しい方がおられたら譲渡しようと思っていたとのことでした。

 

私道の持分取得交渉

本日朝から売主様に電話して、物件の買付が入ったことを報告しました。買付金額には少々の値引き交渉が入っておりましたが、売主さんの許容範囲内でした。あと私道の持分の譲渡契約についての交渉がのこっています。売主様の意向は、私道の持分取得にかかる費用がハッキリしてから買付の値段交渉の返事をしたいということでした。私道の持分をいくらで購入できるのか、それと持分の登記費用を確認する必要があります。

 

まずはどのくらいの金額で私道の持分をお譲り頂けるのかTさんに電話で聞いてみることにしました。Tさんの考えは「必要書類を取りに行ったりした費用程度でいいですよ」と言われました。

なので実際にかかった費用に少々のお礼を上乗せした程度の金額かなと想像しました。そのことをお聞きした後、物件の固定資産税の納税通知書をコピーして郵送してもらいたいことをお伝えして電話を切りました。その書類が届き次第、司法書士に登記名義の変更の見積を依頼することにしました。


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