物件の査定に行ってきました

3つの物件が同じ住所

今日は査定の物件調査と査定書作成を行いました。物件は小倉北区の古家付きの土地でした。査定依頼の情報にあった住所の現地を訪れて見たところ、土地の広さと上物の新しさが全く異なっていました。

そのことを査定依頼者に報告して、何かの間違いではないでしょうかと尋ねました。すると、依頼者からGoogleマップの上空写真が送られてきました。

その写真で一目瞭然でした。写真には、赤丸で囲った物件と黄色丸で囲った物件があり、その横に私が見に行った物件が有りました。私が見ていた物件は依頼者の査定して欲しい物件ではなかったということでした。ということは、同じ住所を持つ物件が3つ存在していたことになります。

再度現地を訪問し、指定された赤丸と黄色丸の物件と最初に見た物件の合計3つの同じ住所を持つ物件を確認できました。

二つの物件の査定と売却方針の立て方を考える

次に依頼者に赤丸か黄色丸かどちらの物件の査定をすれば良いのか尋ねました。依頼者からは、赤丸と黄色丸の物件を一括で売却する場合と、赤丸だけを売却する場合の二つの査定をしてほしいと言われました。

赤丸の土地は前面道路に接していて、黄色丸の土地は赤丸の後ろ側の土地で前面道路には接していません。黄色丸の土地は前面道路の反対側で細くて人が一人通れるほどの通路には面していました。その通路が建築基準法上の道路なのか怪しい状況です。もしかすると黄色丸の土地は、既存の建物を再建築することは難しいかもしれません。

もし赤丸の物件を先に売却してしまうと、黄色丸の物件は売りにくくなります。後ろの黄色丸物件だけを先に売却することも難しい状況です。そのことを依頼者に説明しました。法務局で要約書取得して見ると、それぞれ所有者が別々でした。依頼者とそれぞれの所有者がどういう関係なのかも明日お聞きしたいなと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA