玉石擁壁
今日は、小倉北区の古家の査定が有りました。50年以上前の造成地です。見晴らしの良い高台の物件です。土地の面積は80坪です。駐車場は堀車庫で普通車1台分あります。上物は木造で築50年経過しています。空家となって数年が経過している状態です。
所有者は別のところに住んでいてかなり長期間だれも中に入っていない状況だそうです。
内覧をせず外観からだけで査定をしますので、上物の査定金額はほぼ0円となります。土地が道路から4メートルほど上がっていて擁壁が玉石擁壁になっています。
当該物件だけではなくて、周辺の家の擁壁が玉石擁壁になっています。擁壁の石の形と向きがそろっていてきれいな街並みに見えます。
しかしこの擁壁が次に家を建築する際に強度が大丈夫なのかという問題が有ります。おそらく、新築を建てる場合、擁壁のやり替えが指摘されると考えられます。その際多額の出費が想定されます。
上物の内覧を希望しました
もう一つの考え方として、擁壁はそのままで、上物をリフォームして住むということも検討できます。つまりは家の内部の状況を見てから補修費用がどのくらいかかるのか検討してみるということです。
ということで、内覧の機会をもうけていただくよう連絡することにしました。家の内覧をさせていただき、リフォームの見積が出ますと具体的な計画ができます。
リフォームして賃貸にする投資家に向けた販売。またはリフォームしてそこに住もうと考える方向けへの販売。いずれにしても、数十年後には擁壁の改修工事をする時期が来るでしょうからそのことも予算に含めた考え方をもっておく必要が有ります。
以上のことを査定依頼者にお伝えしました。そして、時間のあるとき訪問査定をすることになりました。
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