筆界特定制度
今日、ミーティングで営業スタッフから現在進行中の案件で一つの報告がありました。契約が完了した土地の確定測量に入っている測量士から困ったことが起きたと連絡を受けたとのこと。
その内容とは、確定測量の立会を隣の所有者が拒否したということです。
土地家屋調査士の話によると、隣地の所有者が、前々からこの物件の売主さまに「売却するなら声をかけて欲しい」と言ってたのに、黙って売却を進めたことが原因のようでした。
しかし、おかしいなと思いました。営業スタッフも売主さまが隣に、物件売却の意向は伝えていたことは聞いていました。なので今になって「聞いてない」と言い出すところをみると、取引の妨害を意図があるのかもしれません。
土地家屋調査士のはなしによると、今後このまま隣地の所有者が立会を拒否の姿勢であれば、「筆界特定制度」で9ヵ月ほどの時間がかかりそうだとのことでした。契約書では4月末までの引渡しが条件となっています。
契約をキャンセルしてください
夕方になり、営業スタッフから報告を受けました。売主さまから「今回の契約を破棄します」という結論を告げられました。いろいろ売主さまも隣の方のところへ行って話し合ったそうですが、どうやら売主さまの方に手落ちがあったみたいでした。
以前、売主さまが隣の方に「売り時期が来たらそちらに売りますよ。」と言っていたことが有ったそうです。しかも、そのことを忘れていたわけでは無いのですが、ぼんやりとしていたそうで、断り切れなかったとのことでした。
隣の方に売却することに乗り換えるので、すぐに今回の契約を破棄にしてもらいたいと。さて、いわれるままに買主側に伝えるのは危険すぎます。
売主さまが契約書通り違約金を買主さまに払うことを承知しているのかどうか、支払うことを承知しているならいつ支払うのか。そして確定測量に入った測量士への支払いも有ります。次に隣の方に本当に売却するのか。落ち着いていろんなチェック事項を漏れなく確認です。
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