難題の多い物件でした
今日、専任媒介でお預かりしていた売地の買付が入りました。この物件は関西在住の売主さまが相続した物件でした。不要物件なので売却したいという意向でお預かりしました。約1年かかりました。
物件は建築基準法上の道路に面しているのですが、ほぼ90度の法面で接面しています。敷地に入るためには裏側の細い路地から入ります。敷地に車は入れません。
そういう状況の土地でしたが、何とか売却の道筋が見えて本当に良かったです。売主さまは正直言って高くは売れないと思っておられましたが、ほぼ売主様の希望通りの金額での買付でした。
買主様も現地を何度も訪れて、説明を十分に聞いた上で納得されています。売主様も買主さまも喜ばれている状況で、契約に向けて話が進みそうです。
出会いは一括査定でした
この売主様との出会いは一括査定からでした。私が電話をしたお客様です。多分一番に私が電話をしたと思います。約1時間ほどの電話での会話でした。とても長い時間の間に売主様の切実な思いが聞けました。ご両親が苦労されて手に入れた物件だったそうで、ご家族の思い出がいっぱい詰まった相続物件だとのことでした。長時間の電話のあと、そのまま私に専任媒介契約をいただきました。
私としては、大変ありがたくそして大変光栄に感じました。私は嬉しくて、高く売って差し上げようと、本気で心が燃えていました。物件を見るまでは。
翌日物件の現地調査にいきまして、とてもとてもこの物件はすぐに売れる物件ではないなと思いました。
売主様に査定金額をお伝えしました。周辺の事例を元にしましたが、特殊な物件なので比較対象の事例の物件の坪単価よりもかなり低くなってしまいました。そのこともご理解されて専任媒介契約をいただき、本日見事に買付がはいりました。条件交渉も売主さまはご理解され承諾していただきました。引き続きこのご縁を大切に、無事に取引が成就するように入念に進めてまいります。
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