老朽化の進むマンション

外壁の落下

きょう、管理物件の清掃をしているスタッフから電話が入り、「隣のマンションの外壁が落下しているようです。」という報告が入りました。外壁の破片がマンションとマンションのすきまに落下しており、特に被害は有りませんでした。スタッフからの報告を受け、すぐにそのマンションの管理会社に電話をしました。
管理会社の電話に出た方に事情を説明しましたが、「わかりました。先日何人か所有者に会って話をしたのですが、管理に関心が無くて困ってます。」という返事でした。外壁の落下をどう考えるかは、区分所有者が考えることなのであり、管理会社としては手を出せないという意向でした。

次いつ落下するかわからない状況なので、至急大規模修繕工事をする必要があるのは当然です。外壁が落ちて、物損事故あるいは人身事故につながってからでは遅すぎます。もし私が管理を任せられているとしたら、今日の報告をすべての区分所有者に連絡して至急お金を集めて大規模修繕の実施をするかまたは、劣化の進んでいる箇所を見つけて部分補修をすると思います。

解体更地にして財産分け

物件を売却しようとしても、ここまでくると期待できる金額で売却は困難でしょう。この問題は、全国的にもこれから増えてくるように思います。
年々生活費が上って自然と出費は増えます。支出は増えても収入は自然に増えることはあまりないと。


きょう、朝日新聞の社会面で積水ハウスが、ほとんど完成しているマンションを解体するという記事がありました。住民パワーは凄いと思いましたが、企業イメージを優先した決断もすごいなと感じました。
自分のことだけを考えて、目の前の損得だけで判断していては将来にツケを回すだけでいずれは支払いが回ってくるだろうと思いました。

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