マンション二つの老朽化

現地確認で外壁爆裂を確認

昨日、管理物件のチェックに行きました。おかげさまで台風の影響はほどんど無く、特別には何もありませんでした。しかし別件で外壁の爆裂が発見されました。今にも落下しそうになっている個所を見つけましたので、当然いますぐ対処しなくてはなりません。

スタッフ二名が現場に安全対策を施して爆裂部分を取り除く処置にかかり、撤去作業が完了しました。
たまたまですが台風の影響がなかったか現地確認に行った際に発見でき、外壁落下を事前に食い止めることができて良かったです。

税制優遇で取壊しとリノベの促進

本日の日経新聞一面に、国土交通省が2025年度税制改正で老朽マンションの全面改修や解体への税制優遇を求めるという記事が載っていました。記事によると現時点で700万戸のマンションがあるうち、築40年以上の数が100万戸程度ですが、10年後には200万戸を超え、20年後には400万戸に到達する見込みになっています。建物と居住者の高齢化が進む二つの老いによる問題が顕在化してきました。
建物全体のリノベーションや建物を取り壊して敷地売却が一定の条件を満たしていれば区分所有者の4分の3以上の賛成で決められるようにこの秋の臨時国会で区分所所有法の改正の議論が始まるそうです。

今回爆裂を発見したマンションも老朽化が進んでいるので管理組合としては大規模修繕をするか、建て替え決議を検討するのか考えないといけない時期に来ています。今月末に開催される管理組合の総会の議題にはまだ上げていませんが、次年度の総会の議題にする準備段階に入りました。

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