今日はマンション査定のお仕事をしました!

調べて分かることがありました

今日は、人気の新興住宅地にある築15年のマンションの査定に取り組みました。ネットで過去の成約事例を調べてみると、築7年目くらいから少しずつ売り物件が出てきて、築10年目の年には3つも売却されていました。その後2年後にはまた1つ成約があり、今現在も1件が売りに出ています。
これ、よくあることですが過去の成約事例を丁寧にみていくと、物件ごとの事情が見えてきます。例えば、その物件が空家だったのか、それともまだ人が住んでいる状態で売りに出されていたのか、リフォームされていたのかとか。いろいろな角度から比較してみると、結構おもしろいことが見えてきます。

今回の査定をしている時に気づいたのは、このマンションは値引き率が下がっているということです。しかも、今売りに出ている物件も、わたしが算出した相場より約5%高い金額で売りに出されていました。
参考までにマンション周辺の土地価格の値動きをチェックしてみました。周りの土地の価格も見てみたけど、毎年少しずつ値上がりしていました。

独自の視点から考察を入れる査定

これらをもとに、簡易査定の金額と売出し提案価格をまとめて書類にしました。この作業にかかった時間は120分。いぜん使っていたAI査定と比べると時間的にはかなりかかりましたが細かいところまで確認できたのでよかったかなと思っています。ちなみに、AI査定も使ってみたところ、出てきた金額が「高すぎない?」と感じるレベルの査定額でした。
AIが出した金額は今売りに出ている物件の金額よりもまだ高く出ていました。そこで元付業者の物件の担当者に電話してみました。話を聞いてみると、その物件はネット公開されて1年以上経過しているとのことでした。正直AI査定は元々が高額査定金額が出るように設定されているのでは?と感じました。

今回は机上査定ご希望でした。その依頼に誠実に対応することで結構勉強になることがたくさんありました。AIの便利さは認めますが自分で調べたり、実際に確認したりすることも大事だと改めて感じました。

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