遠方のからのご依頼
今日、築上郡椎田町の一戸建て物件の専任媒介契約をいただきました。物件の場所は当社から片道40キロ以上離れたところにあります。国道10号線を走ると約2時間、高速道路を使っても1時間はかかる距離です。
物件周辺は田園地帯で、日本の原風景そのものです。今回の依頼は、売主様が相続されたご実家の売却ということで、300坪以上の敷地に古家が佇み、さらに3反以上の田畑を含めた広大な物件です。自然の中での暮らしを求める方には、まさに理想的な物件です。
しかし売却を任された私はこの地域の土地勘もなく、詳細な情報もありません。田舎暮らしの需要が増えているという噂は耳にしますが、具体的な反響については未知数です。
ご縁のつながりを大事に
正直に申し上げると、地元に密着した不動産会社の方が売却活動に有利ではないかと売主様にお伝えしました。しかし、「不動産のことなら山内興産がいい」と、友人からアドバイスを受けたとのことで、どうしても当社に依頼したいと熱心に仰っていただきました。
その友人というのは、数年前に相続物件の売却をお手伝いした方でした。そのご縁が巡り、再び当社を信頼してご依頼いただけたことに、深く感謝しています。ご紹介者にすぐに連絡を入れ、「このたびご紹介いただいた売主様のご期待に応えるべく、全力で売却活動に努めます」とお伝えしました。こうした縁の連鎖に売買仲介という仕事の本質を感じます。
物件にはまだ動産類が残されており、売主様からは、ある程度片付けを終えてから広告用の写真を撮影してほしいと要望をいただきました。
年の瀬も近づき、今年の締めくくりにこうした新たな仕事をいただけたことを、大変ありがたく思います。この田園風景に囲まれた物件がどのように新たな出会いを生み出すのか、心を込めてできるだけのことをしていきたいと思いました。