物件のオーナーに新年初の電話
今日、戸畑区沖台にある売地について、一つの連絡が入りました。電話の相手は、あるハウスメーカーの営業担当者。「戸畑区で土地を探しているお客様がいらっしゃいますので、物件をご紹介させていただきたい」とのことでした。私は即座に「ぜひ、お願いします」とお伝えしました。
この土地には上物が残っていますが、それはいつ建てられたかも分からないほどの古い建物で、今となっては活用が難しい状態にあります。そのため、売主さまは解体し、更地として売却する方向で検討されていました。解体作業に向けての準備も進んでおり、見積もりが確定次第、着工に移るとのことでした。
昨年末、売主さまから解体の見積もり依頼を受け、私は信頼する解体業者にお願いしました。その見積もり書を売主さまにお渡しした際、売主さまは以前奥様の実家の解体を行った際に、非常に安価だった経験を話されました。そのため、いただいた見積もりを見た後に「他の業者とも合い見積もりを取ってみたい」と仰いました。その言葉に、私は「もちろん、じっくりご検討ください」とお答えしました。
仕事に携わる人のご縁を感じる
その後、今日のハウスメーカーからの問い合わせを報告するついでに、解体の見積もりについても売主さまにお電話で伺いました。「見積もりは出ましたか?」と尋ねると、「はい、出ました」とのお返事。「それで、いかがでしたか?」とさらに聞くと、「ほとんど差がありませんでした」と言われました。
こうした結果に、私も一つ安心した次第です。しかし、会話の最後に「いま、別の会社にも見積もりをお願いしています」との言葉が続きました。
売却にかかる経費をできるだけ抑えつつ、有利な条件で話を進めていくことが求められます。そのため、最善の方法を一緒に模索しながら、この仕事を進める必要があると思いました。電話を終えて、こうした物件売却を通じた一つひとつの過程の中に、目に見えない「人の縁」が存在していることを感じました。