やっと解放されました

騒音苦情の対応

今朝は、スタッフと一緒に管理しているマンションの騒音問題に対応していました。この問題はもう数か月も続いています。3階の住人からは「下の階が騒がしい」という苦情が寄せられており、一方で下の階の住人は「上から嫌がらせのようにドンドンとわざと床に何かを落としているようだ」と訴えています。両者の主張が真っ向から食い違っており、どちらが真実なのかは分かりません。
騒音とは、耳で聞こえる音から始まったのかもしれませんが、今となってはお互いの心の中にある葛藤が問題をこじらせているふうに思えてなりません。音そのものの大小や頻度以上に、不安や苛立ちがそこに投影され、それが増幅されているように思えます。

午前中には、下の階の住人が「上からの嫌がらせの音を録音した」として相談に来られる予定でした。しかし、私は別件で外出しなければならず、対応をスタッフに任せることになりました。
「音の証拠を持ってきても、私たちは裁判官でもないし」という思いがよぎりました。管理会社としてできることは限られています。また、しっかりした対応を求められ、苦情の矛先が私たちに向けられることも耐えなければなりません。それが私たちの役割であることを改めて実感しました。

結末を迎えることに

午後に事務所へ戻ると、スタッフから報告を受けました。午前中の対応直後、3階の住人から「今月末に引っ越すことにしました」という電話が入ったとのことでした。その報告を聞いたとき、肩の荷が下りたような安堵感がありました。「これでひとまず終わるね。」とスタッフと明るい会話ができました。

今回の出来事を通して感じたのは、「時間の流れ」がもたらす力です。解決が難しい問題であっても、時間は確実に状況を動かし、変化をもたらします。問題がひとまず終息したことで、関係する人々が少しでも平穏を取り戻せるのであれば、それだけでも大きな一歩だと感じます。
最後に、何より嬉しかったのは、スタッフが責任感を持って真剣に対応してくれたことです。問題に向き合いながら成長しているスタッフの姿を見て、私も励まされました。この騒音問題もまた、私にとって一つの貴重な経験となりました。次に似たような状況が起きたときには、今回の経験を活かして、より良い対応ができるようにしたいと思います。

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