お客様からのメールの返信
けさ、いつものようにメールをチェックしていると、査定依頼をいただいていたお客様からのメールが届いていることに気がつきました。受信時刻を見ると、昨晩遅くに送られてきたもののようです。
この方とのご縁は、一括査定サイトを通じて始まりました。ご自宅のマンションの査定依頼をいただき、簡易査定を行い、その結果をメールでお送りしました。数日後、お客様から「査定動画を見ました。少し検討してからご連絡します」とのお返事をいただいていました。
そうなると、今回届いたメールの内容は二つに一つ。「他社に売却を依頼しました」という残念なお知らせか、「末吉さんにお願いしたいです」という嬉しいご報告か。そのどちらかではないかと考えながら、メールを開く前に少し心の準備をしました。
数年後の再会を期待
意を決してクリックし、内容を確認すると、そこに書かれていたのは、「売却せずに住み続けることにしました」という意外な結果でした。「合格」か「不合格」かのどちらかだと思い込んでいましたが、実際にはそのどちらでもない結論だったのです。
理由を読むと、現在建設中の新築マンションへの住み替えを計画しているものの、引渡しを受けて引っ越しを終えた後に、今のマンションの売却を検討するとのことでした。
さらに、メールの最後には「ご期待に添えず申し訳ありません」との丁寧なお詫びの言葉まで添えられていました。今回の査定対応については、自分なりにしっかりと努めたつもりです。そのため、お客様が今すぐ売却を選ばなかったことに対して、期待を裏切られたような気持ちはありません。それよりも、数年後に本格的に売却を考えた際に、再びお声がけいただけるかどうか。そのことのほうが大切だと感じましたし、もしご縁が続くならば、とても嬉しいことだと思いました。
また、メールの冒頭にはお礼の言葉が綴られていました。売主さまの成功を支える裏方として、これからも誠実に役割を果たしていきたいと改めて感じた出来事でした。