無事に取引気が終わりました
本日は一件の取引がありました。この売主さまとは、十年前にご自宅のマンション売却をお手伝いしたご縁から始まりました。マンションの売却後、奥様が相続されたご実家へ移り住まれることとなり、当社でリフォームも担当させていただきました。
そして今回、そのご実家の売却の仲介を務めさせていただきました。二度も関わらせていただけるとは、誠にありがたいことです。
本日は私自身、別の予定が入っていたため取引に立ち会えませんでしたが、午後に会社へ戻り、お礼の電話をいたしました。売主さまも、想定以上の価格で売却できたことや、引っ越しのスケジュール調整に買主さまが協力してくださったことを喜ばれ、満足のいく取引であったとお話しくださいました。私も大変うれしく、心から感謝の念を抱きました。
今回、初めて知ったことがあります。売主さまご夫妻は、当初関東に暮らす息子さんご夫婦の近くへ移住する予定で、賃貸の契約を控えていたそうです。ところが契約前日にその地域で地震が発生し、しばらくの間、南海トラフ地震の可能性が報道され続けました。
そのため、ご夫妻は契約をキャンセルし、結果的に今の住まいとほぼ変わらない場所の賃貸に転居を決めたそうでした。
売主さまは、「まるで天の啓示のようだった」とおっしゃっていました。地震が起きていなかったら間違いなく関東の住民になっていたところ。
人の人生において不動産の売却はまさに転換点。そして次に住む場所も何かご縁があって導かれていくことのように感じました。