営業車のエンジンが・・・
今日、長年連れ添った営業車がついに寿命を迎えました。スズキの軽自動車です。走行距離は20万キロに達し、約15年もの間、黙々と走り続けてくれました。しかし、昨年の梅雨時期に、エアコンの効きが悪くなり、「そろそろ限界か」と思いながら、使わずに置いていていました。
そんな折、もう一台の営業車であるプリウスが突然動かなくなりました。原因はメインバッテリーの故障。10年以上乗り続け、16万キロを走破した車でしたから、「これも潮時か」と思い、下取りに出すことにしました。
急遽、スズキの軽のエアコンをガスチャージして、ひと夏を乗り切ることに決めました。そして、夏が過ぎ、秋が過ぎ、年が明け──ついにエンジンがかからなくなりました。
ここまでよく頑張ってくれたという感謝の気持ちが湧いてきます。「はい、お疲れ様でした」。
卒業シーズン
不思議なことに、ちょうど同じ時期に私が使っていたノートパソコンも寿命を迎えました。バッテリーが故障し、充電ができなくなったのです。Windows10のサポート終了が10月に迫っていたため、「そろそろ買い替え時か」と考えていた矢先の出来事でした。
気がつけば、もう3月。卒業シーズンです。もしかすると、長年私の仕事を支えてくれた車やパソコンたちも、今が卒業のタイミングだったのかもしれません。
物にも命があり、それぞれの役目を終える時が来ます。
人間と同じように、彼らにも「生き切った」という時間があるのです。ただの道具ではない。ともに働き、ともに時間を過ごした存在として、私は心のなかで「ありがとう」と感謝を伝えました。