物件案内の立ち合いに行きました
本日、専任媒介をいただいている戸畑区のマンションに、案内の予約が入りました。午後の2時の約束で現地の立ち会いに向かいました。お客様と仲介会社の担当のお二人が予定時刻ちょうどに来られました。今回のご案内は、福岡市に本店を構える不動産会社の代表取締役でした。
天気も良くて室内を見ていただくには最高の時間帯となりました。少し現場は緊張間のある静かな空間となり、お客様と業者のやり取りを見守りました。
物件を見にこられたお客様は、冷蔵庫や洗濯機の配置を念頭に、丁寧に寸法を測っておられました。コンセントの位置や高さにもしっかり確認されていました。物件を真摯に見つめておられる姿勢は真剣そのものでした。
どうやら、すでに近隣の改装済みマンションをご覧になっており、それとの比較をされているようでした。しかし、先に見た物件は予算をわずかに超えているとのことで、迷われているご様子です。「一度持ち帰って、じっくり検討します」との言葉を残して、約一時間の内覧を終えて出られました。
ただの仲介では生き残れない時代
会社に戻って、きょう出会いのあった仲介業者のホームページを拝見し、なるほどと感じ入りました。主業務は不動産仲介ではなく、経営コンサルタントとのこと。飲食業支援を中心に、WEB集客、ホームページ作成など、それに加えて国や自治体からの補助金の申請代行もされていました。
また不動産業社向けのセミナー開催なども定期的に行っている様子。不動産業者を導く先生でありながら、自身も現場にも立つ。その姿勢に一種の強さを感じました。
最近、業界はAIに仕事を奪われてしまうのではないかと、ひそかに噂されています。ただ「不動産を売る」しかできない不動産業者だと、今後厳しくなるだろうと、今日の出会いが静かに教えてくれました。案内に立ち会えたことに、心より感謝です。