査定依頼の対応で疑問浮上
きょうは、八幡東区にある一棟のマンション査定を受け、その現地に足を運んできました。ご依頼は簡易査定でしたが、成約事例などを見ていると現地に行って確かめたいと思ったので行ってみました。
当該査定マンションの過去の成約価格は上昇傾向にあり、周辺の同等マンションの事例も同様の流れを示していました。しかし、現在売出し中のいくつかの物件は、予想に反してずいぶん控えめな価格で並んでおり、その中でも目立って値下げしている低いものも見受けられました。
郊外の人気地区であるにもかかわらず、これはなぜか。市場が崩れかけているとは考えにくく、まずは自分の目で確かめてみようと、車を走らせました。
来てみた結果わかったこと
午後四時、近くのスーパーに車を停めました。店内は日曜日らしく、家族連れで賑わい、さらに近所で子ども祭りが開かれているとあって、浴衣姿の子どもたちの笑顔があふれていました。冷たい飲み物を手に、マンション周辺を歩きました。前面道路は地域ボランティアの方々が清掃されていているらしくとてもきれいに管理されていました。
銀行や郵便局、病院も揃い、バス停も数分圏内という暮らしやすい立地。裏道も歩きましたが、何か特別な懸念は見当たりません。むしろ、街は活気に満ちていました。
この値下げの価格設定には、きっと別の理由があるのでしょう。現地を訪れたことで、改めて自信をもって査定金額をお伝えできると確信できました。調査を終え、夕暮れの空の下、現場をあとにしました。