心の奥にある本当の不安

売主さまの気持ちを想像してみる

本日、八幡西区のマンションで査定依頼をいただきました。すでに売りに出されている物件であるにもかかわらず、新たに査定を求められるということは、売主さまの心の中に迷いが生じておられるものと察します。
おそらく、思いのほか反響が少なかったのか値下げを検討するタイミングなのかなと感じました。
私はまず、過去の成約事例と現在の売出し事例を調べました。数字は冷静です。しかし、その裏には物件の売却という大きな事業を成功させようと考える売主様の切実な願いが宿っています。今回の査定を依頼された売主様の価格は相場をしっかり読まれた上での設定をされているようにお見受けしました。

しかし、打ち出し方にいくつかの改善点というか少し手を加えてみたいなと感じる箇所が見えました。例えば写真がやや暗い印象を与えたので、光の差し込む瞬間に撮り直すだけで、住まいの表情は大きく変わると思います。写真に添えられるコメントも同じで、一味加えてみるとか。そうした細やかな工夫こそが、買い手の心を引き寄せるのではと思いました。

売主の迷いに寄り添うセカンドオピニオン

私はこの思いを、単なる査定書ではなく、動画という形にして伝えることにしました。2時間を費やし、言葉を選び抜きながら撮影しました。すると、ほどなくして売主さまから返信が届きました。その文章には率直な本音が綴られており、うれしく思いました。

今はセカンドオピニオンとしての立場ですが、少しでも力になりたいと願っています。私の感じることをお伝えすることで、売却を託している会社との対話を深め、そして早期の成約へとつながるならば、これほど嬉しいことはありません。

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