思い込みのちがい

空家の戸建ての火災保険

先日、専任媒介契約をいただいたお客様から、火災保険について相談を受けました。物件は小倉北区にある一戸建て。売主さまは県外にお住まいで、今回の売却を当社にご依頼していただきました。
そして本日飛行機でご自宅に戻られる際、「火災保険について教えてほしい」とお話がありました。

さっそく、いつもお願いしている保険会社にスタッフが連絡を取ったところ、「空家の一戸建ては現在取り扱いできません」との返事。続いて最近お世話になった別の保険会社にも問い合わせましたのですが、結果は同じでした。数年前までは加入できたのですが、災害リスクの高まりとともに、空家の一戸建てへの対応が厳しくなっているとのことでした。

楽観的に動いてみる

そんな中で、スタッフからいまの状況報告と、どうしたらいいかという相談を受けました。しかし報告を聞いた私にはふと私自身の経験が思い出されました。
2年前のことでしたが、わたしの奈良の実家を東京に暮らす兄が相続しました。そして相続後1年間、空家で所有していました。確かその間は火災保険に加入していたと言っていたことを思い出したのです。

その記憶がハッキリとしていたので、どうしてもスタッフの報告相談が信じられませんでした。もし、全国的に戸建ての空家は火災保険に加入できないということになっているなら、反対にその人たちの受け皿となる保険会社が出てきているはずだと思ったのです。
なんでもあきらめの悪い私は、宅建協会という、同業者の集まりに問い合わせてみることにしたのです。すると、宅建協会があっせんしている保険会社につないでもらい、結果として「条件によっては可能です」という情報が入りました。わずかながらも、光が見えた瞬間でした。どんなに難しい状況でも、あきらめる前に楽観的に探し続ければ、なにか有益な情報がはいるものだなと、改めて気付きを得ました。

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