北署の方が来社される
きょうの午後2時ごろ、小倉北警察署の刑事の方が2名、当社に来られました。背の高い、いかにも鍛え上げられた体格の方々で、少し緊張しながらお迎えしました。お話をうかがうと、当社が鍛冶町の山内パークアベニューを管理しているご縁から、客引き行為をなくすための取り組みに協力してほしいというご挨拶でした。
最近、街に活気が戻り、明るい雰囲気も少しずつ増えてきています。その一方で、課題として浮かび上がっているのが、半グレと呼ばれる人たちによる強引な客引きだそうです。
違法行為ではあるものの、現行犯でしか逮捕できないため、今年に入っても20件ほどしか検挙できていないとのことでした。通報ではなく、すべて自主捜査による現行犯逮捕だったと聞き、その困難さがよくわかりました。
客引き対応策
客引きの増加によって、紺屋町ではお客様が離れ撤退する店舗が相次いだそうです。客を引っ張るのも限度を超すと反対に不快感を持たれて街全体の損失につながるということです。細かい市の条例と風営法の兼ね合いもあり、明確な取り締まりが難しいという現状もお聞きしました。
私自身も店舗から苦情を受けていたので、その旨を直接報告しました。そこで警察では新たな取り組みとして、キャッチを容認している店や関係者を対象に講習会を実施し、出席しない店は取り締まり対象にする案を検討しているとのことでした。講習に参加するということは「違法行為はしません」と宣言するのと同じで、参加しない店はその逆の意思表示とみなされるそうです。
まだ検討段階ではありますが、来年からの取り組みに向けて、ぜひ協力してほしいとお願いされました。街をよくしていくために、誰かが踏み出そうとしている姿を感じ、私もできる限り力になりたいと思いました。



