自分にタイムリミットをかける日

スタッフの車の前に敢えて駐車

きょうはどうしても、夕方6時半から門司区で行われる剣道の稽古会に参加しようと決めていました。年明けの六段審査が目前に迫るなか、最近の稽古不足が気になって仕方なかったからです。
午前中はミーティングや査定動画の準備を済ませ、昼食後には事務所で動画撮影に取り組む予定を立てていました。

2時頃に会社へ着くと、いつものガレージではなく、あえて営業スタッフの西岡の車の前に駐車しました。彼は定時の5時には必ず会社を出ます。その前に私が気づいて帰らなければ稽古に間に合わないため、「車を動かしてください」と彼が言いにくる瞬間を、タイムリミットの合図にしようと考えたのです。

西岡さん、ごめんなさい!!

こうして自分に強制的に締め切りをつくることで、集中力を高めて仕事に臨もうと思ったわけです。目覚まし時計のアラームをセットしたようなものです。そして査定依頼の仕事に全力で取り掛かりました。
成約事例と販売事例を確認し、査定金額を導き出し、動画を撮ります。わたしは2時間の集中作業で終わると考えていました。

ところが、西岡が「お先に失礼します」といつも通り挨拶したとき、私はついいつも通り「お疲れさま。また明日ね。」と返してしまい、肝心の作戦をすっかり忘れていました。
そして作業に没頭していたのですが、だれかが部屋をノックする音と「社長、すみませんが、車を移動してもらっていいですか?」と西岡の声。「えっ?しまった!」時計を見ると・・・結局、彼は遠慮して20分も待ってくれていたのです。「本当に悪かった」と謝りながら車を移動し、未完成の動画撮影に戻りました。結局稽古には少し遅刻してしまいましたが、短い時間でも参加できました。とても充実した一日でした。

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