借地権付き建物

訪問査定のアポイント取得

今日60代の男性から居住中の戸建ての査定依頼が入りました。依頼者に電話をかけて聞き取りしたところ、現在母と同居中で今すぐに売却は考えていないが、母に何かあった時(亡くなる、施設に入るなどが起こった)のことを考えて準備を始めておきたいとのことでした。

詳細の住所、建物の面積、間取り及び築年数なども聞き取り、スムースに電話対応をしておりました。築年数は4~50年ほど経過してますとのことで詳細は不明でしたが、内装水回り等をリフォームしているとのことでした。

どのようなリフォームをされているか是非一度中を見せていただけないでしょうかと、訪問査定のアポイントをお願いしたところ快く日時を決めていただきました。あと権利証、固定資産税納税通知書をご準備願いますと言って再度訪問日時を確認して「当日は宜しくお願いいたします。」と電話を切ろうとしたところ、「借地なんですけどいいですか?」と聞かれました。

他の専門業者を紹介

「わかりました。では借地契約書も一緒にご準備願います。では当日よろしくお願いたします。」と言って電話を切りました。

借地権付き建物の売買は経験が無かったのでネットで調べたところ、

①地主に買ってもらう

②更地にして地主に戻す

③地主の承諾を得て第三者に売却する

④等価交換による売却

以上の4つの方法が紹介されていました。

しかし、実務上の経験が無いので全くの素人と同じ状態です。下手にアドバイスして地主と揉め事になっては大変なことになると予感しました。

そこで、福岡県宅建協会の先輩に問合せして借地権のついた建物の売却の実務に詳しい業者を紹介してもらうことにしました。そして査定の依頼者に電話をして、事情を説明した上で今回の訪問査定をキャンセルさせてもらいました。依頼者の方からは「では紹介してもらった業者に相談してみます。ご親切にありがとうございました。」と言われて訪問査定をキャンセルしました。

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