末吉さん「次行ってくれ」

嬉しい！！案内入りました。

今日は物件案内に行きました。案内した物件は大通りに面した店舗付き住宅です。バス停の真ん前という好立地でしかも車が３台置ける駐車場付きです。
この物件で売主さんが奥さんと二人ででラーメン店を営んでおられましたが、「歳には勝てんわ」という理由で最近お店を閉店されました。もともと売主さんのお父さんが戦後の混乱期に始めた屋台のラーメン屋さんをお父さんから引き継いで、３５年前にこの物件を買ってお店を持ったそうです。ラーメンのスープは別の場所で作って店では仕込みをしていなかったそうで、ラーメン屋さんのにしてはに綺麗で匂いも少なく清潔なかんじです。

今回の案内したお客様は、先に到着して境界や建物の外壁をチェックしていたようで、周辺環境も調べ終わっていました。そして物件内部をご案内しましたが、かなり細かく隅々まで見て所々スケールで測ってメモを取ったり写真を撮ったりしていました。物件購入の目的は、買ってきれいにリフォームして賃貸するそうです。
内見した感想としては、築年数のわりには手入れが行き届いていたことをすごく褒めて感心していました。

「買付」が入りました！
夕方になって、本日案内した方から買付のファックスが届きました。購入希望金額は売出し金額満額ではなく１０％の値引き交渉が入っていました。結果を売主も期待していたので値引き交渉が入ったことは残念でした。しかし売主にひとまず現時点の報告を入れました。やはり快い返事はもらえなかったです。今回のお客様はお断りしてくださいとのことでした。

売主の思いはどうしても買ったときの値段が頭にあるのと、リフォームして使っているので、リフォーム代を加算した額に近い金額で売りたいそうです。
物件を購入した当時は日本全国が超バブル景気の最高潮の時代でした。購入した金額をお聞きしましたが、想像以上でした。しっかり領収書も契約書もありました。物件を仲介した不動産会社の社長は「儲かった、儲かった」と言ってベンツに乗ってラーメンを食べに来ていたそうです。その会社今は、もう無いそうです。売る側としてはいろいろな思いがあると思われますが、いいお客様を失った感が実感として少し残りました。売主から「次行ってくれ」と言われました。ということで次のお客様を探すことになりました。