競合他社との比較

測量をするしないの件

今日は一般媒介契約をしている物件オーナーとの打合せに行きました。物件は古家付きの売地です。既に数か月前、値段交渉のついた買付をもらい、オーナーに報告をしていました。

しかし、提示された金額が思いより低く、返事を保留されていました。そして最近別の不動産業者から買付を出してもいいかという電話が入ったとのことで、末吉さんの出した買付と条件を比較したいので、本日打ち合わせに来てもらいたいということになりました。

 

私は約束の時刻にオーナーの自宅に到着し、居間に通され、少し雑談をしてから本題に移りました。私から「他社さんの買付の金額やその他の条件などいかがでしたか?」と尋ねました。しかしオーナーからの返答は耳を疑う返事。

「まだね、金額はでてないのよ。ただね、測量は先にお願いしますと言われたのでね、測量はもう入ってもらったの。6月には終わるそう。末吉さんの方のお客さんはどうでしたっけ?」と言われました。

 

 

丁寧な説明をする大切さを学ぶ

「私の方の買付申込は測量のことは条件に付いていません。現状の引渡しでしたよ。」と答えたところ、「そうでしたね。でもね、測量は必須ですよっていわれたものだから・・・」この時点でオーナーさんご自身気が付かれたのです。測量の代金はだれが負担することになるのかという問題。

「そう、もし私の方が条件的に良かった場合ですね・・・」「私、そこまで考えてなかった!!」とのことでした。もう測量に入っているのでキャンセルはできないようでした。他社の不動産営業の方との商談で、私の受け取った買付金額よりもおそらく高い買付が出るに違いないと思い込まれたのでしょう。

 

ある意味、他社さんの営業のトークがオーナーの心を動かしたことは間違いないこと。しかし冷静になって考えれば、誰でもわかる話。「測量だけは先に入らせてもらいますね」という意味不明な言葉でも「はいよろしくお願いします」と言わせるだけの信頼感があったのでしょう。しかし、オーナーは反省していたようでした。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA