借入金の一括返済について
今日、管理を任されているマンションの通常総会が有りました。
このマンションは6年前に大規模修繕工事を行い、昨年エレベーターのリニュアル工事も終えています。今日の総会議案は、「決算報告」と管理業務の報告」、「次年度の予算案」、「理事の改選」の3つで、意見を聞いて議論するような議題ではありませんでした。
一つ議題には上がっていませんが提案が有りました。その内容は、大規模修繕をしたときに銀行から借り入れをした残債を一括返済してはどうかという提案です。
決算報告では修繕積立金が借入金の残債を上回っており、今後それほど大きな出費も出ないと思われるので一括返済していいのでは、という意見でした。一括返済してしまうと、一旦修繕積立金が底をつきますが長い目で見ると利払いの削減が大きいのでメリットが有るという考えです。この提案に関して話し合いが行われました。
配管の心配
このマンションが今後の残されている課題としては、配管の劣化の対応が考えられるという意見が出ました。確かに昨年当該物件で配管の水漏れ事故が発生して対処したことが思い出されました。私はその事故についての経験を述べました。
「漏水現場の入らせてもらい、漏水箇所の天井を破って現況を確認したところ露出した配管部分(ジョイント部分)からの漏水が発見できました。ひとまず対処がスムースにできました。」
するとある人が、「専有部分の配管が原因だとしたら区分所有者の責任ですか?」とか「事故が起きてからしか対処できないのですか?」という質問が出てきました。その他に「築50年の50戸ほどのマンションで4000万円かけて全部の配管を新しくしたマンションがありますよ」という経験談も出てきました。
結果、本日の総会では1号議案~3号議案まで賛成多数で可決。「一括返済」についての話し合いは再度臨時総会の場を設けて意見を聞くことになりました。
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