連絡がやっときました

二軒長屋の物件の査定

1年以上前に、二軒長屋の向かって左側の所有者から査定依頼がありました。その物件は上物が一つ屋根でつながっていますが、ちょうど真ん中で家のなかが壁で区切られた物件でした。敷地はきちんと分筆されていて、謄本を見ると土地も建物も別々の所有者が登記されていました。

まず向かって右側の物件所有者を訪問して購入検討を打診しました。その方は「私は高齢なので家を広げる気はありません。もしかしたら妹が買うかもしれません。」とおっしゃって妹さんの携帯の番号を教えてもらいました。妹さんに電話してみると、「若いころなら考えたでしょうけど今はもう、私も年だから買いません。」ということでした。

結局インターネットに売地として公開することにしました。多くの反響が入り、購入希望者が現れ契約に進む段階となりました。解体工事の件で、補修の打合せをしたいので隣の家を訪問しました。しかし不在が続き、手紙を入れてみても連絡が来ません。

妹さんに電話をしてみると「姉は入院しました。落ち着いたらこちらから電話します。」とのことでした。

思わぬ連絡が入りました。

その後妹さんも電話に出なくなりました。物件の解体工事の打合せができなくなったので購入申込をされた方に一旦白紙にしてもらいました。そして音信不通が数か月続きました。そして今日、私の携帯に妹さんから電話が入りました。

「末吉さん、しばらく電話に出ず申し訳ありませんでした。姉が先日癌で亡くなりましてね。そろそろ物件をどうかしたいなと思いまして電話しました。」とのことでした。

そしてしばらく妹さんの話を聞いていました。物件の売却を検討しますので、是非よろしくお願いしますというこになりました。そしてひとまず解体費用がどれくらいかかるのか知りたいとのことでした。妹さんとの電話が終わってすぐに売主様に電話をかけて、先ほどまでの電話の内容を報告しました。

売主様も隣を購入検討するので解体の見積もりを共有して欲しいと言われました。

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