物件の売主が亡くなったという電話
今日、契約が終わって引渡し待ちになっている物件の売主様が亡くなったという電話が入りました。電話は東京に住む、亡くなった売主様の次女に当たる方からでした。その方は、当初から売主様に代わって物件の売買のことについての窓口をしてくれていました。
昨年末に媒介契約をして、わりと早い段階で買付が入りました。値段の交渉も上手くいって今年の初旬には契約を終わらせていました。
売主様は体調が悪かったので、先に東京の次女の方の家に引っ越されました。しかし、東京ですぐに入院から手術という状態になられ、取引を延期して欲しいという連絡がありました。
今年のお盆の時期に、物件の残置物の撤去を終わらせてくれました。病院にいる売主様のご意向は、手術後のリハビリを終えて最後に物件の見納めをしたいとのことで年明けまで引渡しを延期して欲しいと言われました。買主も了解済みで、年明けを待っている状況でした。
契約書の作り替え
売主様がお亡くなりになったことを、買主様に連絡をしました。買主様に、物件の相続登記を終わらせてからの引渡しになる旨を伝えました。売主様の長女、次女のお二人が共同相続して、遺産分割協議は整っているとのことでした。
あとは契約書の売主様の名義をどうするかという議論が残りました。
今回の買主様が依頼した司法書士に聞いたところ、名義を相続人の名義に作り替えてくださいと言われました。基本的には、相続人が被相続人の権利義務を承継するので、契約書の名義の変更は必要ないのかと思っていましたが専門家の指示に従うことにしました。司法書士の言われる通り、売主様の一人となった次女の方に連絡を入れました。
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