日銀の利上げについて
銀行融資担当の営業の方が来社されました。年齢は30歳くらいの私から見ると、若手に見える営業マンという感じでした。用件としては2つで、住宅ローンと新型NISAのあっせんでした。どちらの話もちょうどタイミング的にホットな話題で聞きたかったことでした。
担当営業マンは住宅ローンは当分の間は様子見で、他行の動きを見ながら利上げを検討していくという考え方だと言ってました。当分の間という期間は今月いっぱいを指すのか、9月いっぱいなのかは明言されませんでした。
「『もし物件購入を検討されているなら、金利が上がりそうだから今が買い時ですよ』という営業トークは使えますか?」とたずねたところ、「いいと思いますよ。」と言いました。しかし、一般的に利上げが行われたら住宅購入を先伸ばすので、不動産が売りにくくなり価格下落傾向に向かうと考えられます。
ということは、今が買い時というよりも「今は待つべき」とアドバイスした方がいいのでは?と質問してみました。
株価の下落と高騰
担当の方は「そうとも言えますよ」と言いました。なるほど、どちらも正解ということでこの話はそれまでにしました。次に話が合ったのは新型NISAを勧めてきたので、「そんなに儲かるの?」と尋ねました。さすがに、先日の株価の大幅な下落があったので、元本割れするリスクがあることを前提として長期投資でお勧めしたいとのことでした。特に勧誘した顧客には株価の動きに一喜一憂しないように言ってますとのことでした。
結局は時間をかけて低金利で貯蓄しても増えないので、NISAへ移行した方が増えるはずだという考え方を丁寧に説明されました。その説明をしながらも、株の暴落で損された方々も数多くおられることが頭にあるようで、いまいち説得力に欠ける話になりました。
おそらく、NISAの販売は以前より簡単ではなくなったと思います。顧客に寄り添った営業をしていくために、今後どのように販売活動をしていくのか、後日またお会いしたときにたずねてみたいと思いました。