栄町商店街
きょう、査定依頼を頂いた物件の周辺を調査する目的で門司港に行きました。門司は当社にはご縁がそれほどなかったのか、分譲の実績がほとんどございません。情報が表に出にくい地域性があるのかもしれません。北九州に来て35年になりますが、門司や門司港を歩くということがほとんどありませんでした。
ご依頼された方は、門司生まれ門司育ちの生粋の門司人です。年齢はお聞きしていないのではっきりとわかりませんが80代という感じでした。子供のころは外国航路の船が出入りしていて門司港は外国人が多かったそうです。船長さんや乗組員の方々だったのでしょう。
車をコインパーキングに停めて門司港のレトロ地区を歩いていたのですが、気温が36度もありました。レトロ地区は日陰がなくあまりにも暑かったので、通りを渡って栄町商店街に入りました。ぜんぜん暑さがちがって涼しい反面、人通りがないシャッターの目立つ商店街でした。
山城屋デパート
売主さまからの要望は、今家族で住んでいる一戸建てをできるだけ高く売却して門司港駅の近辺のマンションを購入したいというお考えでした。第一希望の物件はサンリヤン門司港です。このマンションは以前山城屋デパートでした。マンションの一階がアーケードがあり、デパートだった以前の面影を残してあります。今のところ、当該マンションは売りに出ていませんでした。
商店街の中の店舗をいろいろ見ながら歩きました。門司港駅からどうしてもレトロ地区で人が滞在してしまうようで、栄町商店街側にとってはありがたくない開発だったと言わざるを得ません。店舗を経営する人の高齢化もあると思います。まだ先の話ではありますが、下関北九州道路ができて小倉と彦島を結ぶ橋ができると車両の流れも変わって街にも影響が出ないとも限りません。