訪問査定にいきました

引っ越しと売却のはざまで

本日、マンションの訪問査定に行ってまいりました。今回の物件は現在空き家となっていますが、つい最近まで売主さまの親戚のご夫妻が住んでいらっしゃったとのことです。
このご夫妻は長年東京で働かれていましたが、定年退職を機に福岡で家を購入しようと決意され、一度東京の住まいを引き払って北九州のこちらの物件に移住されたそうです。

家が決まるまでは売主さまが所有するこのマンションを自由に使ってよいということで、家賃も取らずに約1年間貸してあげていたのだとか。なんとも心の広いご配慮です。
売主さまは、このご夫妻が新居を見つけて出て行った後に売却を進めようと考えておられました。そして今年に入り、ご夫妻から「気に入った物件が見つかったので引っ越しを済ませた」との連絡があり、今回の訪問査定となった次第です。

久しぶりに入ってみたところ・・・

売主さまを自宅に迎えに行き、物件までご一緒しました。車窓からの風景を眺めながら、「最近はこの辺りに来ることがなかったから、久しぶりで懐かしく感じます」と、売主さまはしみじみとおっしゃっていました。その言葉からも、このマンションにまつわる思い出が感じられました。
さて、物件に到着し、鍵を開けて中へ入ると、少し予想外の光景が広がっていました。ほとんど不要と思われる置物や段ボール箱、さらに指定のごみ袋にまとめられたゴミが二袋、部屋の隅に残されていたのです。「まだこんなにゴミが置いてあるし、引っ越し終わったって聞いていたけど、どういうこと?」

売主さまも少々不満げなご様子でした。確かに、これでは「完全に引き渡し可能」とは言いがたい状態です。しかし、私は室内を一通り確認し、大きな損傷や修繕が必要な箇所は見当たらなかったため、準備していた簡易査定書の金額通りで問題ない旨をお伝えしました。最終的には、すべての残置物を撤去し、清掃が完了した後に正式に専任媒介契約を結ぶということで話がまとまりました。
おそらく親戚のご夫妻は、「とにかく早く引っ越しを終えなければ」という思いが先行し、最後の細かい片付けを後回しにしたまま、「引っ越しが完了しました」と連絡してしまったのでしょう。まさか本日、売主さまが物件を直接確認しに来るとは想定していなかったのかもしれません。

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