サッシの交換工事の是非を問う
当社が今から40年ほど前に分譲したマンションで、1階店舗部分は売却せず所有している物件があります。物件は下関市に位置しており、車で1時間以上かかりいます。
昨日、そのマンションの管理会社から「臨時総会のご案内」が届きました。その物件の入居退居及び家賃管理は地元の不動産会社に一任しており、遠方だということもあって、いままで総会には議決権行使書を提出するだけで、実際に出席することはありませんでした。
今回の議題は「マンションのサッシ交換工事」についてでした。長年の使用による老朽化で、開閉がしにくくなったり、雨水の侵入を防ぐ必要が出てきたりしているため、全面的な交換を行うという計画のようです。ひとまず議題を見たときは、違和感をつことはなくて、将来を考えると必要な工事だなと感じました。そして賛成の意思表示をしようと思っていました。
一つ提案をしてみることに
しかし、社内のスタッフから一つの意見が出ました。彼が注目した点は、「サッシ交換工事の見積もり金額が高額である」ということでした。添付されていた見積書には、数千万円もの費用が計上されていました。確かに老朽化は進んでいるものの、すべてのサッシが均一に劣化しているわけではありません。傷みが激しい部分もあれば、比較的問題のない箇所もあるのではないかと。全戸一斉に交換する必要が本当にあるのか、疑問を持ったということでした。
また、サッシの開閉が困難になっているケースや、レールの損傷が見られる場合でも、部分的な修繕や個別対応で十分に解決できるかもしれないと感じたとのこと。
現在、管理組合の修繕積立金は5,000万円以上あるとのことですが、この工事を実施すると、その大半が消えてしまう計算になります。そうなると、今後予定されている大規模修繕工事の実施が難しくなります。修繕計画をより慎重に見直し、できるだけ費用を抑える方法を再検討すべきではないかとい考えです。
もちろん、マンションに住まわれている皆様にとっては、サッシの老朽化をできるだけ早く解消したいというお気持ちがあることは理解できます。一方で、当社の立場としては、このマンションが遠方にあること、さらに自ら居住しているわけではないこともあり、工事の必要性や緊急性については、そこまで強く感じていないのも事実です。
そこで、一区分所有者として、一つの考え方を管理組合に提案させていただくことにしました。すべての所有者にとって最良の選択となるよう、慎重な検討をしていただければと思います。