伝えるということの本質

ミーティングにおいて

本日は、弊社のサービスを紹介する動画制作について、スタッフと共に意見を交わしました。映像という未知の表現に挑戦する私たちは、まだまだ手探りの段階です。その不慣れさにこそ、当社の発展の可能性の芽があると信じています。
その席で、あるスタッフが手を挙げて「皆さんに聞いていただきたい相談がありますがよろしいでしょうか。」と言って語ってくれました。

「撮影に向き合うたび、話すべきことが決まらず、台本が書けない」と。彼の真剣な悩みに一同が真剣に向き合ってくれました。
思えば、考えすぎることが、時にやる気の気持ちを苗せてしまうことがあります。その状況を他人に相談するということは、ちょっとした勇気が必要です。間違ったら、「それってただの怠慢でしょ」と冷たく相手にされずに終わることも考えられる場面です。

ともに考えるミーティング

すると別のスタッフが、やさしくこう問いかけました。「それは、特別な話をしようとしすぎていませんか?」この一言が場の空気を変えました。
私たちは数多くの経験をしてるために、普段当たり前のように感じていることをわざわざ動画にしてもつまらないという思い込み。しかしお客様にとってはすべてはじめての経験です。そのことを忘れがちなのです。

結局、「お客様の立場に立ち、わかりやすく日々の仕事をもっと細かく丁寧に語ろう」という結論が出ました。一同すっきりできて気持ちが軽くなりました。スタッフの悩みは、私にとって自分自身の問題でもあります。ともに悩み、ともに考えることがでいる職場は私の理想です。
その後、私は会社の存在意義について少し語らせていただきました。皆が黙って耳を傾けてくれる時間は、私にとってこの上ない至福の時間です。少し酔いしれてしまい、つい話が長くなることもありますが、今日は5分で止めておきました。

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