予定変更という啓示
今朝は、午後に戸畑の物件を見に行く予定を入れていて、やや慌ただしい一日のスタートを想定して会社に向かいました。いつも通りのルーティーン、つまり事務所の掃除をしてから始業開始まで読書に励むという行動をとるだろうと心に思い描いていました。
ところが、会社に到着し、車のドアを閉めた瞬間、不意にひとつのアイデアが湧き上がりました。
「まだ6時台。今なら道路も空いている。いますぐ会社を出て戸畑に行ってしまえば、始業前に戻ってこれる。そうすれば午後をすべて査定業務に充てられる!」これはある種の直感でした。ひとり早朝出社してきた時間貯金を下ろしてきたような贅沢な感覚でした。
私はすぐにその変更したプランを実行に移すべく、事務所のシャッターを開け、足早に階段を上がりました。ただ、神棚の榊の水だけは誰にも見られぬうちに整えておこうと思いました。しかし朝日が差し込む晴天の朝、窓を開けて空気を入れ替えてみたくなりました。窓を開けると心も澄み渡るような気がしました。
思いつきで終わってしまった
ふとデスクに目をやると、未決箱の中の書類が目に入り、自然と報告書を手に取っていました。気づけば、すでに20分も時間が過ぎていました。「しまった!」急いで戸畑に向かいましたが、途中で渋滞に巻き込まれてしまい、やむなく引き返すことに。
それでも始業時間には余裕で戻ることができ、何事もなくスタッフを迎えることになりました。一瞬無駄な時間の使い方をしたことに後悔したのですが、いつも早朝から出社して時間に余裕のある過ごし方をしている自分に気が付いて「これで良し」と言い聞かせました。
けれど、決めたら迷いなく実行すること。思いつきの予定変更は焦りにつながりやすいこと、など学びを得ることができました。