東京から一人で来社されました
きょうは東京からのお客様をお迎えしました。ご年齢は八十を超えておられ、東京・世田谷から小倉への住み替えをご検討されているお客様です。
ご縁のきっかけは、数年前に当社を通じてマンションをご購入くださった、甥御さんのご紹介でした。東京世田谷在住のおばさんから小倉の不動産業者について相談された彼は、迷うことなく「山内興産が親切で頼りになるから」と推薦くださったのです。
前日には甥御さんからお電話をいただき、「高齢なので、よろしくお願いします」と静かに託されました。その言葉が、私のこころに深く残っており、お迎えにいくべきは絶対自分が行かねばという使命感がありました。
感動と感謝の出会い
そして本日、のぞみ23号で小倉駅にご到着。私は約束通り駅の改札口でお迎えに上がりました。情報はただ一つ、「八十代のご婦人」。通り過ぎる人々を一人ずつ見つめながら、心の中で念じておりました。しかし人の波が引いたあとも姿は見えず、もしかしたら、見逃したのでは？
そう思って後ろを振り返って高齢の女性がおられないか探してみましたが、見当たりません。
再び改札前に戻ったとき、小柄な女性がスーツケースを引いて近づいてこられたのです。「この方だ」と直感し、自動改札機に切符を投入され、前進してくる女性の前面に立ちました。
勇気を出して「○○さんですよね！」とお声をかけしたら「山内興産のかた？」とやわらかに返ってきたその瞬間、ホッとしたと同時に嬉しさとともに胸の奥にじんとくる感動がありました。人と人との縁の尊さ、そして信頼の重みを、改めて深く感じた一日でした。
