査定の対応をしました
きょうは、査定のご依頼に対応させていただきました。今回の物件は、築後まだ数年という新しいマンションでした。成約事例を検索しましたが同じ建物内ではまだ成約事例がありませんでした。
そのため、周辺地域の類似物件を参考にしながら査定をしました。この場合は比較する物件が同じ地域にあれば査定が進めやすいのですが、今回の場合同じ地域に築浅物件がありませんでした。
エリアを拡大して調べることにして、まず北九州市全域で築5年以内のマンションがどの程度売りに出されているのかを調査しました。条件は、専有面積65㎡以上75㎡以下で、2LDK~4LDKの居住用。オーナーチェンジ物件は除いて検索しました。結果として6件が該当し、そのうち築2年のものが2件見つかりました。おそらく、購入後すぐに手放される事情があった物件もあるのでしょうし、転売目的で購入されたケースも想像できます。
幅広く築浅物件を調べながら、査定物件との比較をして査定結果を出しました。査定書を完成させるのに約2時間かかりました。
市場を俯瞰してみる
その後、築年数の制限を外して北九州市全体で現在売り出されているマンションについても調べてみました。やはり2LDK~4LDKの居住用に絞り、築年数を10年ごとに分類して件数を集計し、表にまとめてみました。また、成約事例についても同様に調査したところ、年間ごとの売却件数には一定の流れがあるようにも感じられました。
普段はここまで深く調査を行うことは少ないのですが、たまには視点を変え、市場全体を見渡すことも大切だと改めて気づきました。
時々、普段は意識しない広い視野で市場の動きを見てみると、新たな発見があったり、自分の行動範囲を超えたエリアを調べてみる時間を持つことも楽しいことだと思いました。