三度目の正直

ジンバルとの格闘

私たちの簡易インスペクションのサービスを記録として動画に残そうと思い、まずはスマートフォンで撮影を試みました。しかし、出来上がった映像には手振れが目立ち、これでは伝えたい本質が霞んでしまうと感じ、ジンバルを購入しました。
そして昨日、そのジンバルを用いて再撮影に臨みました。しかし、思い描いたように映像をコントロールすることができず、またしても満足いくものにはなりませんでした。理想とは程遠い仕上がりで、その場でお蔵入りでした。失敗続きで明日こそは最終最後の撮影にしようと決めたのです。
そんな折、スタッフのひとりが「このYouTube動画、初心者にはとても分かりやすいですよ」と、ある解説動画を紹介してくれたのです。その映像は、ジンバルとスマートフォンの取り付けから、操作方法に至るまで丁寧に教えてくれるものでした。私は何度もそれを見返し、ようやく「これならいける」と思える域にたどり着き、本日の本番を迎えたのです。

人の気づきに感謝

本日、三度目の正直とばかりに、自信たっぷりに撮影に挑もうとしました。ところが、細かいところで計画が崩れたのです。
それはインスペクターが冒頭で「今回は戸畑区の築四十年のマンションのインスペクションをやってみます」と語り始めるシナリオに変更したことでした。
そのセリフをしゃべってもらうためには、インスペクターにピンマイクを付けてしゃべってもらう必要ができてました。すると、ピンマイクの受信機をスマホに取り付けなければなりません。するとその受信機の重みがスマホにかかるため、ジンバルのバランスが崩れてしまうのです。

私はその問題にきょうまで気づかずにいました。なんとスタッフの一人が前日にそれを察してくれており、100円ショップで受信機とスマホをつなぐコードを用意してくれていたのです。もう、感動しました。
彼の気づきと配慮に、深く感謝しました。人の気づきが、こうして私の志を支えてくれて、きょうの最終最後の撮影の成功を実現してくれたのです。
本当にうれしかった出来事でした。

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