笑いながら失敗談を語る達人

終活セミナーに参加してみる

きょうは、少し勇気を出して「終活セミナー」に参加してみました。正直なところ、これまで私は“終活”という言葉に違和感を抱いてきました。
どこか「自分の人生の終わりを想定して準備する」という響きがあり、まだそんな段階ではないと思って避けていました。

平均寿命という統計上の目安は理解できても、自分の寿命を自分で区切るような気がして、気が進みませんでした。
ところが、不動産の仕事をしていると、特に売却専門の仕事がら売主さまから「いま終活をしている」というお声を耳にする機会が増えました。そのたびに、自分もきちんと学ぶ必要があるのではないかと思うようになりました。

人生の達人に出会う

そこで本日、井筒屋の9階・パステルホールで開催された総務省主催の「終活セミナー」に参加しました。その情報は月一通っている広寿山福聚寺の座禅会で知り合った人からの紹介でした。行ってみると会場には約100名のくらいの方が集まっていました。
プログラムは「いきいきワクワク終活塾」から始まり、「遺言書の作成法」「エンディングノート活用法」と続きました。

特に印象に残ったのは第一部の「いきいきワクワク終活塾」でした。70代と思われる講師の方は、背筋もしゃんと伸びて、よく通る声でハキハキとしていて、とてもエネルギッシュな方でした。お話のなかで、三日間連続の終活塾を主催された話は印象に残りました。

わざわざミクスタの会場を借りて人をあつめたにもかかわらず、結果が三日連続参加者0名という経験をされたそうです。しかし、そのエピソードが会場がドッカ-ンという大うけで大盛り上がりでした。思わず私もこの人凄い!と感動しました。講演のあと大勢の人と交流を楽しんでおられました。 こうしてボランティアの仕事をしながらいろんな友達の輪ができていくことを楽しんでおられる様子。その明るさと前向きさに触れ、自分もこのような人生を歩みたいなと、うらやましく思えました。
終活とは、死の準備ではなく、“これからの生き方を見つめ直すこと”なのかもしれないと思いました。毛嫌いしていた終活セミナーでしたが参加してよかった!

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